ファブリーズくらい・・・

 
通勤のバスの中。
ヨレヨレの背広のオジさんが後ろの席に座った。
『煙草臭い・・・』
たった今吸ったばかりの臭いではなく、明らかに背広にしみこんだ臭いだ。
ちょっとだけ気持ちが悪くなった。
あの人の家族とかは気づかないんだろうか。